・【TAIDADA】を聴いてみたんだけど歌詞の意味が全然わからない!
・『ダンダダン』と関係あるの?
こんな疑問を解決します。
☑本記事の内容
・1.【TAIDADA】の歌詞全文を徹底考察
TVアニメ『ダンダダン』のEDテーマになり、注目を集めている【TAIDADA】。
そんな当楽曲を、「歌詞」に焦点を当てて考察していきます。
この記事の著者である僕は、ずとまよファン歴が6年ほど。
去年Spotifyで上位0.05%のファンに入り、合計10274分聴きました。(約丸7日分)
※この記事はあくまで僕個人の解釈であり、歌詞の意味を断定するものではありません。
解釈は人それぞれだと思います。あなたもぜひ自分なりに考察してみてください。
【TAIDADA】の歌詞全文を徹底考察
曲のテーマ
当楽曲は『ダンダダン』の内容を大いに踏まえた歌詞になっています。
そのため原作もしくはアニメを観て頂くと、より曲の世界観に入り込みやすいかと思います。
☑『ダンダダン』の概要
幽霊を信じる女子高生綾瀬モモと、宇宙人を信じるオカルトオタクの男子高校生高倉健(通称オカルン)が、怪奇現象と戦うオカルティック青春物語。
歌詞は綾瀬モモ目線で書かれています。
当記事は極力ネタバレをしないように書いていますが、一部ストーリーの内容に触れている部分があります。
完全初見で『ダンダダン』を読みたい方は、原作第95話までを読んだ後に当記事に戻ってきて頂くと、原作のストーリーと当楽曲の歌詞との繋がりがより深く理解できるかと思いますので何卒何卒。。
ちなみに当記事の筆者は最新話(2024/10/11時点)まで読みました。
ジャンプ+にて無料で読めますので興味がある方はぜひ。
https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237310729754
それでは歌詞考察に入っていきましょう。
1番
割り切る前に黙った 傷つく前に笑った
頷く前に地団駄 流される前に辞めたんだ
お守りみたいな ごく僅かな共通点の 端くれだけ握りしめて引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
モモとオカルンの関係性を表した歌詞から曲がスタートします。
“割り切る前に黙った 傷つく前に笑った 頷く前に地団駄 流される前に辞めたんだ“
オカルンとの関係性を友達に聞かれ、誤魔化すモモの様子が表現されています。(原作第9話参照)
・割り切ってオカルンのことどう思ってるか言おうとしたけどやっぱり黙っておいた。
・傷つく前に、笑って誤魔化した。
・オカルンへの気持ちを認める前に地団駄を踏んで我慢した。
・友達に流される前にオカルンのこと考えるの辞めた。
“ごく僅かな共通点“
「架空の存在を信じている」という二人の小さな共通点のことでしょう。
その共通点をきっかけに、オカルンと仲良くなりたいと願うモモの様子が伺えます。
今日摂取した夕食も 昼休みを覆う仕草も
知りたい欲求ぶらさがって 偶像の中で探してたんだ
これまでにない感覚 強く攻め込まれる引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
オカルンのことが気になってしまうモモ。
“昼休みを覆う仕草“
オカルンは普段、昼休みにずっとUFOの本を読んでいます。
※原作第1話参照
そんなオカルンについてもっと知りたいと思うモモ。
気付いたらオカルンのことを考えてしまうし、オカルンは自分のことどう思ってるんだろう?と不安になったりもします。
モモにとっては”これまでにない感覚“。
なぜなら、モモは俳優の高倉健さんのような人がタイプだから。
※原作第1話参照
人類なんだしー 自由自在のはずが お利口な素振りで 味がしない
心肺専用 動悸が加速する ルールは 終わりを告げるものでしょ引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“お利口な素振りで 味がしない“
ギャルな自分とは真逆の存在である真面目なオカルンに、調子が狂ってしまうモモ。
“心肺専用 動悸が加速する“
それに加えて、なぜかオカルンのことを考えるとドキドキしてしまう。
“ルールは 終わりを告げるものでしょ“
ここで言う「ルール」は、オカルンの本名を口に出さないこと、高倉健さんのセリフを言わないことの2点です。
なぜこんなルールを作ったのかと言うと、モモは高倉健さんが好きすぎて、名前やセリフを耳にするだけで反応してしまうから。
ルールを設ければ安心だと思っていたものの、オカルンが不意に高倉健さんのセリフを口にする場面が多々あり、困ってしまうモモ。
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない? ちゃんとせい what’s your pain?
感情戦を君と 練っていきたいんだよ引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“全身演じきってよ 全開でその程度?“
オカルンはある出来事をきっかけに変身できるようになります。
戦闘もできるようになったオカルンに対して「もっとできるでしょ」と期待するモモ。
不器用で優しいだけのオカルンではなく、強さも見せて欲しい。
“感情戦を君と 練っていきたいんだよ“
「君」はオカルンのことでしょう。
もっとオカルンのことを知りたいと思っているモモの様子が伺えます。
萎えるぜ全方位 急にだるいよ
君専用の心構えしかないけれど ぱっぱらと参ろう
信じたいよ 待ち伏せたいよ
お帰りって お参りして退治 お大事に対談だ ランバダ 怠惰だ countdown引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
モモのじれったい恋心が綴られています。
“萎えるぜ“
これはとあるキャラのお馴染みのセリフです。
『ダンダダン』を見ている方ならすぐにピンとくるかと思います。
“信じたいよ 待ち伏せたいよ“
オカルンも自分と同じ気持ちって信じたいけど、どう思っているかわかんないから待ち伏せして確かめたい。
実際にモモがオカルンを「待ち伏せ」するシーンは何度かあります。(原作第8話、第9話など)
“お帰りって お参りして退治“
モモのおばあちゃんは霊媒師。
家に帰っておばあちゃんにお祓いをしてもらうシーンを表した歌詞になっています。(原作第3話)
2番
壊れるのは呆気ない だんだん返事が素っ気ない
暮れゆく方面走って 失って気づくの寒いじゃんか
お守りみたいな ごく僅かな共通点の 端くれどこに忘れたの引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
オカルンを失いたくないと感じ始めるモモ。
“壊れるのは呆気ない だんだん返事が素っ気ない“
関係が壊れるのはいつも呆気ないもの。
オカルンの返事がだんだん素っ気なくなっていくのに不安を感じるモモ。(原作第18話)
二人の関係が終わりに向かって、失ってから気付くのはごめんだ。
不安定構造エンドレス 手に入れば雑に扱って
わざと居なくなってみたり かくれんぼもたまには大事だと思う
自分を守る念力 ばかり強くなるけど引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“不安定構造エンドレス 手に入れば雑に扱って“
仲良くなったと思ったら、素っ気なく振る舞われる。
モモは以前にも、元彼にそういった扱いを受けた経験があります。(原作第1話参照)
“わざと居なくなってみたり かくれんぼもたまには大事だと思う“
だから自分もわざと距離を置いてみるのがいいのかな、と考えるモモ。
“自分を守る念力 ばかり強くなるけど“
ただそれは、自分を守るための予防線でしかない。
人類なんだしー
自由自在のはずが お利口な素振りで 味がしない
心配せんよ
動悸が加速する ルールは 終わりを告げるものでしょ引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“心肺専用“→”心配せんよ“になっていますね。
『ダンダダン』はバトル漫画でもあるので、登場人物たちが段々と強くなっていく過程も描かれています。
モモが背中を預けられるほど強くなっていくオカルンに対しての「心配せんよ」なんでしょう。
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない? ちゃんとせい what’s your pain?
感受性を君と 練っていきたいんだよ引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“感情戦“→”感受性“になっていますね。
一番と同じで、もっとオカルンのことを知りたいという意味でしょう。
大サビ前~大サビ
解き明かせないもの 恐れないでいて 読み取れますかね?
みつけて 管を巻く 近づくほど 敵である
すれ違っても強がりルーザー 誤解ばかり無邪気なアンサー
悪気が無いのが一番ずるいじゃん 壮絶な勘違いでいたいじゃん
逃げても 暇だし 戦いましょう引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“解き明かせないもの“
作中で出てくる宇宙人や幽霊のことでしょう。
彼らのことを恐れるばかりではダメだと。
ちゃんと理解して、しっかりとした対策を練るシーンもあります。(原作90~95話)
ここからはオカルンに対する想い。
“すれ違っても強がりルーザー 誤解ばかり無邪気なアンサー“
学校ですれ違っても素っ気ないフリしてくるし、何気ない一言で誤解させてくる。
“悪気が無いのが一番ずるいじゃん 壮絶な勘違いでいたいじゃん“
オカルンに悪気がないのはわかってるし、自分が勝手に振り回されてるだけだってわかってるからどうしようもない。
いっそのこと自分の壮絶な勘違いだったら楽なのに。。
“逃げても 暇だし 戦いましょう“
でもどうせこの恋から逃げても暇だし、ちゃんとオカルンに向き合おう。
そんなモモの決意を表した歌詞になっています。
また、宇宙人や幽霊のことを「壮絶な勘違い」って思いたいけど、現実はそうさせてくれない。
どうせ逃げても暇だし戦いましょう。
こんなダブルミーニングが込められています。
全身演じきってよ 全開でその程度?
不器用で優しいだけでは 超えらんないです
見栄張ってんじゃない? ちゃんとせい what’s your pain?
感情ない時こそ 問い質すんだよ引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
1、2番と違うのは”感情ない時こそ 問い質すんだよ“の部分。
オカルンは変身している間、人格が変わってしまいます。
そんな時こそ、オカルンにはしっかりしてほしい。
〈萎えるぜ全方位 急にだるいよ〉
何もやってない癖に 言い訳ばっか口にするなよ
〈信じたいよ 待ち伏せたいよ〉
お帰りってお参りしては 疲れ果てて眠りたい けどほっとけない事態 対駄談引用:ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』歌詞より 作詞ACAね
“何もやってない癖に 言い訳ばっか口にするなよ“
これはモモが自分自身に言っているのかなと。
ちゃんとオカルンに向き合おうとしてない癖に、向き合わないための言い訳ばっかりするなよと。
“疲れ果てて眠りたい けどほっとけない事態 対駄談“
オカルンはモモが力をコントロールしていないと、暴走してしまいます。
そんな「ほっとけない事態」になって、より一層オカルンと向き合う必要が出てきた。
だからこそ、めんどくさがらずに駄談(無駄話)してお互いのことを知り合っていきたい。
不器用ながらもオカルンにちゃんと向き合おうとするモモの姿が印象的な歌詞でした。
以上、【TAIDADA】歌詞考察でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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